私は国家資格キャリアコンサルタントの第15回試験を受けて合格しました。※協議会
当日の様子や自身が受けた試験の相談事例、受験した感想などを記載します。
これから受験される方の参考になれば幸いです。
面接試験当日の服装についてはこちら↓
会場の近くには早めに到着しておいた
ネットで、キャリアコンサルタント試験当日の感想などを調べていた際、
試験当日に電車遅延があり遅刻してしまうケースが結構あったので、「早く着きすぎかな?」くらいの時間に最寄り駅には着くようにしました。
協議会に連絡すればなんとかなるようですが、遅刻して焦った気持ちの状態で試験を受けたくなかったので、かなり早めの電車で行きました。
開場までは、会場の周辺を散歩したり近くのベンチに座って勉強ノートを見返したりしていました。
会場の様子・試験開始まで
私が受けた会場は、決して大きくない雑居ビルの1フロアで、会議室が何室か入っているようなところでした。
会場に入ると、まず大きな会議室一室に受験生が集められ、
等間隔に置かれた椅子に受験番号順に座るよう案内されます
(受験生の間に椅子1個分くらいの間隔がありました)。
椅子には試験当日の注意事項(情報漏洩に関する注意など)が書かれた紙が置いてあり、それを読んで待っているように指示されました。
(たまたま近くの席に同じ養成講座の仲間もいたのですが、会釈程度でした。色々と話したりできるような様子ではなく、会場に漂う緊張感…)
その後の流れは、
監督の方から注意事項の説明などを受け、自分の番が来るまでその場で待機
→自分の番が来たら受験生が5人ずつくらいまとめて呼ばれる
→持ってきた荷物を、待機していた会議室内の指定の机に置くように指示される
→受験生一人ずつそれぞれの会場(小さな会議室)の前まで誘導される
といった流れでした。
小さな会議室の前まで、受験生につき一人案内役がついてくれるのですが、その案内役の人が自分のCL役となる方でした。
CL役の方から、今回のCL役の情報が書いてある紙を渡され、それを読んで待っているように言われます。
紙には、CLの名前、年齢、家族構成、現在の仕事、相談概要が書いてありました。
CLの年齢設定が34~35歳くらいだったのですが、案内役がおそらく50代以上の方だったので、
そこでちょっと失礼なのですがズレを感じて面喰ってしまいました…。
CL役はキャリアコンサルタントの有資格者が担当することになっており、実際キャリアコンサルタントのボリュームゾーンは4~50代なので、
割と年齢が若めに設定されているCL役だと、実年齢とかなり年齢差があるパターンもあるのだなと思っておくと、本番前にびっくりせず済みそうです…。
紙を渡されてから部屋に入るまでは5分くらいだったかなと思います。
面接会場の様子
私が試験を受けた会場はこんな感じでした。
割と小ぢんまりとした小さ目な会議室でしたが、
面接官との距離は「ちょっと離れているな」という感じで、視界に入らなかったので面接官の存在はあまり気になりませんでした。
CL役の方との距離も近すぎず遠すぎず、椅子はクライアントを正対しないように少し斜めになっており、
例えるならダイニングテーブルで向いあって座っている時より、少し離れているなという感覚でした。
相談事例
緊張で記憶があいまいなところもありますが、思い出せる限り書いてみます。
- 34~35歳(記憶があいまいですみません)男性 、妻と子供一人(産まれたばかり)
- 研修会社の講師をやっている
- コロナ禍で研修動画の需要が増えたことに加え、自分の担当している講座の評判がよく、ある取引先の方から独立できるんじゃないと言われた。
- もともと、35歳になったら独立したいという気持ちがあり、独立したい
- だが、子供が産まれたばかりで妻に反対されている。
自分は、相談者から始めの相談内容を聞いたあと、まず「なぜ独立したいと思うようになったのか」の経緯を訊きました。
そこで上記の「評判がよく独立も勧められている」という話がでて、相談者もそのことについてかなり詳しく生き生きと語っているように感じられたので、相談者の頑張りや評価に対してコンプリメントすることを心掛けました。
また、今のままでは何が不満なのかというと、
「企画を決めて実際に動画を作成するまで、上司やら上やらの色々な承認が必要で、スピード感がない」とのこと。
(35歳で独立したいというのは、「なんとなく区切りの年齢かなと思った」という理由でした)
「パートナーの方は独立についてどのようなことを心配しているのか」と訊くと、
「独立すると収入が安定していないのでは、ということを心配している」という話が出ました。
独立したら自分で仕事をとってこないといけないよな、と思い「独立した後も継続して仕事を得られそうか」を訊くと、「独立を勧めてくれた取引先の方から仕事をもらえると思う」という返答が。
この辺りで15分経過の合図がありました。
口頭試問
こちらも緊張していたので思い出せる範囲で…
「できたこと」については、まずCLの独立したいと考えるようになった経緯を丁寧に聴けたことを挙げました。
CLの話ぶりや表情から、話したいことを話せているのかなということが伝わったというのも言った気がします。
次に、CLの評価や頑張りについてコンプリメントを心がけたことを挙げました。
「できなかったこと」については、CLが考える独立のメリット・デメリットをもう少し掘り下げて聴ければよかったこと、
身近に独立した人がいるか・話を聴いてみたかなども聴ければよかったことを挙げました。
「今後どう支援を進めていきたいか」については、
自分が聴けていないだけかもしれないが、独立についてのメリット面が強く見えていて、デメリットにあまり目を向けられていないのではと見立てを立てたことをまず述べました(仕事の取り方の話も交えて)。
メリット・デメリットの両方を改めて考えてもらうこと、もし周りに独立した人がいたら話を聴けそうかも確認したい。
また、独立する・しないだけではなく、今の会社の体制が合っていないだけの可能性もあるので、そこも深掘りし、転職などの道も取りうるかも検討できたら。
それでもし結果独立するとなったら、パートナーにどういう伝え方をするか等ロールプレイングを行うなどしたい。
というような内容を答えました。
感想
正直、試験が終わったあとの手ごたえは良く分からず、合格不合格どちらも同じくらいの可能性がありそうだな…という感じ。
CL役の方の年齢設定と実年齢のギャップに面喰ったり(失礼)、
緊張で声が小さいタイミングがあったのか、試験の途中でCLの方から「声がよく聞こえなかったのでもう一度お願いできますか?」と言われ少し焦ったりしました。
ロープレの時には一度も言われたことがなかったので、本番では予想していないことが起こるものなのだなぁと身に沁みました。
個人的な感想なので的外れかもしれませんが、口頭試問の時に「自分が見立てたCLの問題」と「今後の方策」を自分なりにしっかり答えよう!と意識したのが良かったのかもしれません。
問題解決についても、一つの方向に決めつけないで(独立するしないだけではなく、転職の可能性はないか?など)答えるようにしたのも意識しました。
どうしても当日は緊張してしまうと思いますし、予想外のことも起きるかもしれませんが、
試験時間は15分ありますし、その後の口頭試問でも挽回できるチャンスはあると感じました。
月並みですが最後まであきらめずにやり切ることが大事かなと思います!
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